慰霊の日が終わり改めて戦争を考えてみました。
今日は映画の感想から
ハイサイ〜〜看護師&カウンセラーののyouko です。
話題の【ハクソー・リッジ】見て来ましたよ。
ストーリー知ってます?
ネタバレ無しで感想を綴ってみます。
ストーリー
本作の主人公は実在の人物デズモンド・ドス。第一次世界大戦で命を落とした数多くの人の墓を見て心を痛めた彼は、信仰を深め、誰に対しても決して危害を加えたりしないと聖書にかけて誓います。
その時真珠湾攻撃をきっかけに太平洋戦争が開戦。ドスは戦争への参加を余儀なくされますが、その信心深さが考慮され、医療兵として沖縄のハクソー・リッジに派遣されます。ここで勝利すれば日本軍は確実に降伏するだろう、というほどの重要な地点です。
しかしそこで彼が目にしたのは、地獄ともいえる光景でした。心優しい彼は大いに苦しみます。信仰と愛国心の間で揺れるドス。果たして彼の運命はいかに…。
なんだかわかんないけど涙が止まりませんでした
舞台となっているのは沖縄の浦添市高田高地
沖縄戦で、日本軍は前田高地を首里の軍司令部を守る防衛ラインと位置づけ、進軍する米軍を迎え撃った。米軍は高地の絶壁を、のこぎりで切ったような断崖「ハクソー・リッジ」と呼び、「ありったけの地獄を一つにまとめた」と、米軍資料で表現されるほど日米両軍の激しい戦いが繰り広げられた。
多くの住民も戦闘に巻き込まれ、浦添村(当時)の人口9217人のうち44・6%が亡くなった。
そこでの戦闘描写はメルギブソン得意の容赦無しの残虐さ。
もし、匂いも体感するバーチャルな映画ならばきっと吐いてしまうくらい。
戦争映画ってドンパチばかり描かれているわけじゃない。
今回は宗教色の濃い印象。
先祖崇拝の沖縄県民にとって理解しにくい事もありましたが、心が引き裂かれんばかりの。
悲しい感情。
あと1人助けさせて
この言葉を繰り返し75人の兵士(日本兵も)を助ける姿。
戦争は国の喧嘩と表現される事もありますが、狂気の沙汰。
個人の優しさ、思いやりが戦場では通用しない状況になってしまいます。
この作品は信念を貫く事が如何に大変なことかも考えさせられました。
奇しくも公開は慰霊の日の翌日
多くの犠牲が出る戦争は2度と起きて欲しくないと感じた映画でした。